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正看護師&准看護師の資格を取る方法は?必要な準備と修行ルート

看護師 看護師

看護師の資格を取得するには、看護系の大学・短期大学・専門学校・看護高等学校などを卒業し、国家試験に合格することが絶対条件です。

試験に合格したら、すぐにでも看護師の業務に就けるわけではありません。

看護師として就職するためには、厚生労働省が管理する有資格者名簿への登録完了後に交付される看護師免許証が必要です。

本記事では、看護師の資格を取るための条件や国家試験の概要、合格後に手続きについて詳しくご紹介します。

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正看護師と准看護師の違い

正看護師准看護師
資格取得の要件高校卒業以上中学卒業以上
勉強時間1,890時間(2年以上)3,000時間以上(3年以上)
仕事内容正看護師と准看護師で仕事内容に違いはなし正看護師と准看護師で仕事内容に違いはなし
業務の範囲自身の判断で看護業務が実施できる自身の判断で看護業務が実施できない
(医師や看護医の指示を受ける必要がある)
資格・免許の発行厚生労働大臣の免許各都道府県知事の免許

正看護師と准看護師で、できる仕事内容は同じです。

しかし、准看護師には、自身の判断で看護業務が実施できないという制約があります。

このアドバンデージは大きく、キャリアアップに支障がきたされたり、介護施設などの少人数の看護師で業務をまわしている職場ですと、正看護師の採用が優先されたり、たくさんの場面で顕在化します。

今後も看護師として働いていくことを視野に入れているのであれば、正看護師の免許まで取得しておきたいところです。

そうすれば、たとえブランクがあっても復職もしやすいでしょう。

准看護師の資格を取る方法

まずは、准看護師学校養成所を受験して入学をします。

期間は2年間で、1年目は履修、2年目は実習を経て、准看護師の受験資格を得るために勉強をします。

社会人になってから、養成所に通う方も多いため、働きながら通うことができる学校も数多くありますので、自身のライフスタイルに合わせて選びましょう。

試験は、毎年1回行われますので、しっかり準備をして臨みましょう。

また、高校を卒業しているのであれば、いきなり正看護師の養成所に入り、受験資格を取るための勉強をすることもできますので、最初に正看護師を目指すのがおすすめです。

看護師(正看護師)の資格を取る方法

国家資格である看護師免許を取得するためには、厚生労働省医政局監修の国家試験に合格する必要があります。

看護師国家試験には受験資格があります。

文部科学省令・厚生労働省令によって定められた基準を満たした学校に入学し、必要な学科を修了して卒業しなければなりません。

看護師国家試験の受験資格が取得できる学校は次のとおりです。

  • 4年制の看護系大学または看護系専門学校(養成所)
  • 3年制の看護系短期大学または看護系専門学校(養成所)
  • 5年一貫制の看護高等学校

すでに准看護師の資格を習得している場合は、看護系短期大学もしくは看護系専門学校で2年以上修業することで受験資格を取得できます。

准看護師の国家試験資格取得については、後ほど詳しくご説明いたします。

中卒で看護資格を取得するための修業ルート

中学校卒業後、5年一貫制の看護高等学校に入学する修業ルートです。受験資格を最短20歳で取得できます。

普通教科と看護に関する基礎科目を3年間学んだのち、残りの2年間で教育科目と専門科目を修学します。

3年間の課程修了で高等学校卒業の資格が与えられるため、進路変更によるほかの大学や短期大学への編入も可能です。

文化科学省:高等学校における看護教育

高卒で看護資格を取得するための修業ルート

高等学校卒業後、4年制の看護系大学、3年制の看護系専門学校もしくは看護系短期大学へ入学・卒業することで国家試験の受験資格を取得します。

昼間部と夜間部を併設している学校が多く、社会人でも働きながら看護師資格を目指せます。

准看護師から正看護師になるための修業ルート

准看護師の資格を習得済みの場合は、学歴や実務経験によって受験資格を得るための条件が異なります。

  • 高等学校を卒業している場合

看護系専門学校や看護系短期大学で2年課程修了

  • 高等学校を卒業していない

准看護師としての実務経験3年以上で看護系専門学校(養成後)の受験資格を取得できる(大学には入学不可)

准看護師の実務経験が7年以上ある場合は、通信制看護学校で2年間の課程を修了すれば受験資格を取得できます。

看護師国家試験の内容や難易度は?

看護師国家試験の概要

看護師の国家試験は、毎年2月ごろに実施されております。

必修問題は1問1点で全50問、一般問題は1問1点で全130問、状況設定問題は1問2点で全60問となっております。

第110回の試験については、下記の基準が合格ラインとなっており、試験により合格ラインは多少の変動がありますので、参考ラインとして見ておきましょう。

  • 必修問題は、50点中40点以上が合格ライン
  • 一般問題と状況設定問題は、合算した250点満点になり、159点以上で合格点

看護師国家資格の難易度は?

出願者数受験者数合格者数合格率
110回看護師66,778人66,124人59,769人90.4%
⇒うち新卒者59,936人59,593人56,868人95.4%
109回看護師66,250人65,568人58,513人89.2%
⇒うち新卒者59,736人59,319人56,174人94.7%
参考
第107回保健師国家試験、第104回助産師国家試験及び第110回看護師国家試験の合格発表
第106回保健師国家試験、第103回助産師国家試験及び第109回看護師国家試験の合格発表

看護師国家試験の合格率を見てみると、約90%の合格率となっておりました。

しっかりと準備をして試験に臨むことができれば、かなりの確率で合格ができると言ってよいでしょう。

看護師国家試験を受験するための手続き

看護師国家試験は、毎年2月、保健師助産師看護師法 第18条の規定よって施行されます。

試験地は北海道、東京都、大阪府ほか9県(青森・宮城・新潟・愛知・石川・広島・香川・福岡・沖縄)です。

国家試験の受験手続きに必要なもの

受験手続きには次の書類と、受験手数料5,400円が必要です。

  • 受験願書
  • 出願6ヶ月以内に撮影された写真
  • 返信用封筒

受験願書

受験願書に記載する氏名は、戸籍に記載されている文字と同じものを使用します。

出願6ヶ月以内に撮影された写真

写真は正面から撮影した高さ6センチ×幅4センチのサイズのものを用意しましょう。帽子をかぶっている写真は使用できません。

裏面に撮影した年月日と氏名を記載し、受験写真用台紙に貼付します。

返信用封筒

返信用封筒は、高さ23.5センチ×幅12センチの長3封筒に「書留」と記載し、529円分の郵便切手を貼付けます。

そのほか提出書類

看護系学校を卒業(見込み)の場合は、修業判定証明書・卒業判定証明書・修業見込証明書・卒業見込証明書など、修業や卒業を証明できる書類を提出します。

高校卒業者、または実務経験3年以上の准看護師の場合は、指定学校の修業証明書もしくは2年課程修了の証明書、卒業見込み証明書のいずれかと、准看護師免許証のコピーが必要です。

必要書類と受験料は、指定された受付期間までに各試験地管轄の看護師国家試験運営臨時事務所へ提出します。

必要な書類に不備がないか、提出漏れがないかなどをしっかり確認しましょう。

手続き完了後、郵送にて受験票が交付されます。

看護師になるための学費・費用はいくら?

国立大学の場合(正看護師)

【入学金】282,000円【授業料】535,800円

合計 817,800円(合計額に諸経費が上乗せされます)

国立大学では、入学金と授業料は基本的にどの大学でも同じです。

参考:国公私立大学の授業料等の推移

公立大学の場合(正看護師)

【入学金】394,225円【授業料】538,294円

合計 932,519円(合計額に諸経費が上乗せされます)

授業料は、国立大学と同じく基本的には一律同じ金額になっております。

ただ、入学金については、大学が存在している地域に住んでいるのか、そうでないのかで変わってきますので、入学の際にはチェックが必要です。

参考:国公私立大学の授業料等の推移

私立大学の場合(正看護師)

【入学料】268,336円【授業料】988,179円【施設設備費】238,367円【実験実習料】114,375円【その他】84,880円

合計 1,694,137円(教科書代などの諸経費は別)

初年度にかかる参考金額です。

私立大学であるため、入学する学校によって変動します。

参考:平成30年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について

専門学校の場合(正看護師)

【入学料】100,000円【授業料】1,050,000円【施設設備費】100,000円【実習料】100,000円【教育教材演習費】95,000円

合計 1,445,000円(教科書代などの諸経費は別)

大阪の専門学校を例に挙げると、初年度で上記の金額が最低でもかかります。

参考:大阪医療看護専門学校

准看護師の資格取得をする場合

月に25,000~40,000円、年間では30~48万円程度となっています。

このほかに教材費、実習費用等が必要で、だいたいの目安としては年間50万円ほど、2年制では約100万円を準備する必要があります。

参考金額にはなり、学校や受講方式によって差異があります。

通われる養成所のカリキュラムを確認しましょう。

参考:一般社団法人 日本准看護師連絡協議会

看護師に向いている人の特徴

どの職業にも向き不向きはあり、看護師の仕事も例外ではありません。

また、病院などの医療機関で働くか、介護施設で働くかによっても、向いている人の特徴は異なりますので、一番最初の就業先はしっかり選ぶようにしましょう。

試験に合格したことを見据えて、働くイメージを少しでもつけておきたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

看護師資格の取得の第1歩は受験資格を得ること

看護師の資格を取るために必要な修学や受験手続きについて解説いたしました。

国家資格である看護師免許を取得するためは、国が指定した看護系の大学や専門学校で看護師としての技能や知識を学び、国家試験に合格しなければなりません。

受験手続きの際には指定大学を修学・卒業したという証明書の提出が必要です。

社会人から働きながら看護師を目指そうとしている方、准看護師からのステップアップをお考えの方では、受験資格を取得する条件や修学ルートも異なるため、事前に確認しておきましょう。

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