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介護福祉士になるには?資格の取得方法と受験資格を解説

介護士 介護士

介護職に就くためには、必ずしも資格が必要なわけではありません。

しかし、資格を持っていない者よりも、有資格者のほうが給与や就職の面で有利であることは確かです。

今回は、介護士として働くうえで取得しておきたい、介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・介護福祉士の資格取得までの流れや方法、試験情報、さらにはキャリアアップにつながる介護資格情報についてもポイントを解説しますので、参考にしてみてください。

介護福祉士とは?

介護福祉士は、昭和63年5月に成立・公布された「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づく国家資格の事をさします。

介護士にとっては最上位の資格ですので、キャリアアップ、スキルアップをしていく為に、介護福祉士の資格取得を目指していきます。

介護福祉士の資格取得方法

介護福祉士の資格を取得するためには、まずは試験に合格しなければなりません。

介護福祉士試験は、厚生労働省の外郭団体である財団法人社会福祉振興・試験センター管轄のもと試験日が設定されており、毎年1月に筆記試験、3月に実技試験が実施されます。

受験手数料は約1万5,000円です。

試験地は、筆記試験が北海道から沖縄まで全国35試験地ですが、実技試験は東京と大阪の2試験地のみですので、希望の試験地をチェックしてみてください。

合格発表時期は、例年3月下旬です。合格した方は、その後、書類提出などの登録手続きをもって、国に認められた介護福祉士となれます。

介護福祉士試験を受けるには、指定された下記3パターン7項目のいずれかの要件に該当している必要があります。

実務経験パターン

▼研修期間(勉強時間)▼

3ヶ月~6ヶ月

▼受験資格▼

実務者研修+介護の実務経験3年(1,095日)以上+従事日数540日以上

介護職員基礎研修&喀痰吸引等研修+介護の実務経験3年(1,095日)以上+従事日数540日以上

すでに介護等の仕事に従事している場合は、下記の2つの条件のうち、どちらかを満たした方が受験資格を取得できます。

  • 介護業務の実務経験が3年以上あり、介護福祉士実務者研修を修了している
  • 介護業務の実務経験が3年以上あり、介護職員基礎研修もしくは喀痰吸引等研修を修了している

参考:第32回介護福祉士国家試験の施行について

こちらのルートで受験申し込みをする場合は、実技試験は免除されます。

養成施設修学パターン

以前は養成施設(大学、短期大学、専門学校など)を卒業することで介護福祉士の資格が取得できました。

しかし「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により変更され、2016年度以降は受験が必要となりました。

次のいずれかの条件を満たすことで受験資格を取得できます。

  • 高等学校卒業資格を持ち、介護福祉士養成施設(2年制以上)を卒業している
  • 高等学校卒業資格を持ち、福祉系大学・社会福祉養成施設・保育士養成施設のいずれかを卒業後、介護福祉士養成施設(1年制以上)を卒業している

※令和8年度末までに養成施設を卒業する方は、卒業後5年の間は国家試験を受験しなくても、または合格しなくても介護福祉士になることができます。この間に国家試験に合格するか、卒業後5年間続けて介護等の業務に従事することで、5年経過後も介護福祉士の登録を継続することができます。

福祉系高等学校修学パターン

福祉系高校(専攻科を含む)を修学するパターンでは、次の3つのいずれかで受験資格が取得できます。

  • 2009年(平成21年)度以降に福祉系高等学校へ入学、新カリキュラムを履修したのち卒業している
  • 2008年(平成20年)度以前に福祉系高等学校へ入学、旧カリキュラムを履修したのち卒業している※1
  • 2009年度以降に特例高等学校へ入学、必須単位を取得して卒業後、介護業務を9ヵ月以上※2 経験している※1

※1 介護技術講習を受講していない場合は、国家試験の際に実技試験を実施

※2 勤務日数135日以上

EPA介護福祉士候補者が介護福祉士資格を取得する方法

日本で介護福祉士を目指し、経済連携協定(EPA)の受け入れ施設で研修を受けながら働くインドネシア人、フィリピン人、ベトナム人のことをEPA介護福祉士候補者といいます。

このルートでは、受け入れ施設での研修・就労経験が3年以上必要で、なおかつ国家試験に合格すれば介護福祉士の資格を取得できます。

介護職員初任者研修の資格取得方法

▼研修期間▼

1ヶ月~4ヶ月(約130時間)

▼受験資格▼

特になし

介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)は、介護業界でこれから働こうと考えているのであれば、まず取得してほしい資格です。

2013年の法改正によって、かつてのホームヘルパー2級研修に準ずる資格として新設されました。

介護職員初任者研修を修了しているのと無資格とでは、時給に100円以上の差が出ることもあります。

介護職員初任者研修の資格を取得するには、資格初任者研修講座スクールに通学し、130時間のカリキュラムの受講と修了試験の合格が必要です。

修了試験は難しいものではないため、比較的ハードルも低く、通信の短期集中コースを選択すれば、最短1ヵ月での取得も可能です。

スタッフ満足の資格取得支援なら受講料が最大全額キャッシュバック

介護看護のお仕事紹介に特化したスタッフ満足は、無資格・未経験の方の資格取得支援からサポートしております。

受講料は最大全額キャッシュバックとなりますので、実質無料で資格取得ができてお仕事探しまでトータルで対応いたします。

資格取得でお悩みであれば、スタッフ満足までご相談ください。

介護福祉士実務者研修の資格取得方法

▼研修期間▼

2ヶ月~6ヶ月(約450時間)

▼受験資格▼

特になし(初任者研修を持っていると有利)

介護職員初任者研修よりも、介護過程におけるより専門的な知識や技術を修学する研修です。

養成施設や福祉系高等学校を卒業していない実務経験者が介護福祉士の国家試験を受けるためには、この介護福祉士実務者研修の資格取得が必須です。

資格を取得するためは、実務者研修を開講しているスクールに通い、20科目450時間のカリキュラムを受講し、スクールによっては修了試験がある場合もあります。

カリキュラム内容は、介護の基本から介護に対する理解、心得などのほか、『たん吸引や経管栄養の基礎知識』といった医療ケアについても学習します。

受講に必要な資格や条件はありませんが、一部のスクールでは介護職員初任者研修修了を受講条件にしているところもありますので、注意が必要です。

介護福祉士の試験内容

財団法人社会福祉振興・試験センターによると、下記のように試験概要が設定されております。

試験科目

  1. 人間の尊厳と自立、介護の基本
  2. 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
  3. 社会の理解
  4. 生活支援技術
  5. 介護過程
  6. 発達と老化の理解
  7. 認知症の理解
  8. 障害の理解
  9. こころとからだのしくみ
  10. 医療的ケア
  11. 総合問題

(注意)配点は、1問1点の125点満点である。

実務者研修の勉強項目に沿って試験科目も設定されております。

試験の合格基準

問題の総得点の60%程度を基準として、合格基準が設定されております。

また、問題の難易度によっては、補正した点数以上の得点があった人を合格としていますので、正答率60%ギリギリであっても油断は禁物です。

また、上記の得点を満たした上で、試験科目に設定されている11科目の全てにおいて、得点があることが合格基準とされております。

幅広く知識を習得しておく必要がありますので、注意が必要です。

試験時間

試験時間は、午前の部と午後の部で分かれております。

午前の部:10時00分~11時50分

午後の部:13時45分~15時35分

試験問題の出題形式

マークシートで五肢択一式(配点は1問1点)で、問題が用意されております。

試験問題の例題

【問題】人間関係における役割葛藤の例として、適切なものを 1 つ選びなさい。

  1. 就労継続支援B型の利用者が,生活支援員の期待に応えようとして作業態度をまねる。
  2. 家族介護者が、仕事と介護の両立への期待に応えられるかどうか悩む。
  3. 通所介護(デイサービス)の利用者が、レクリエーションを楽しんでいる利用者の役を演じる。
  4. 就労移行支援の利用者が、採用面接の模擬訓練中にふざけて冗談を言ってしまう。
  5. 高齢者が、家事を行う家族に代わり、孫の遊び相手の役割を担う。

【問題】気管粘膜のせん毛運動に関する次の記述のうち,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

  1. 痰の粘度が高いほうが動きがよい。
  2. 空気中の異物をとらえる運動である。
  3. 反射的に咳を誘発する。
  4. 気管内部が乾燥しているほうが動きがよい。
  5. 痰を口腔の方へ移動させる。

上記のような問題が、計125問用意されております。

介護福祉士 国家試験の難易度

介護福祉士の試験の合格率は、以下の通りとなっております。

2017年2018年2019年2020年2021年
受験者数76,323人92,654人94,610人84,032人84,483人
合格者数55,031人65,574人69,736人58,745人59,975人
合格率72.1%70.8%73.7%69.9%71.0%
参考:第33回介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移

介護福祉士の試験については、過去5年をさかのぼっても、合格率は70%前後となっております。

マークシートで五肢択一式(配点は1問1点)で、問題が用意されており、60%程度の正答率を合格基準としています。

誰でも合格できる簡単な試験ではありませんが、実務経験を積み、日々勉強をすれば合格への道は近づきます。

また、出題傾向をつかむためにも、テキストや過去問を解く勉強方法がおすすめです。

介護福祉士の試験概要について詳しい情報を得たい方は、こちらの関連記事も参考にしてみてください。

介護福祉士の仕事内容

介護福祉士になってもなお、介護士と変わらず、介護が必要な高齢者や障害のある方をサポートすることを目的としています。

ただ、介護福祉士の資格を取得して経験を積むと、一般的な身体介護や日常生活の援助だけではなく、利用者様の家族との対応や、ほかスタッフのマネジメントの役割まで求められるという違いがあります。

相談と助言

介護福祉士になると、介護計画の作成を行い、利用者さんやご家族に対して説明をすることもあります。

介護に対しての不安を取り除いてあげるために、積極的にコミュニケーションを取り、時には相談に乗ってあげることも、介護福祉士の大事な仕事です。また、福祉用具の選定や使用についてのアドバイスも行います。

スタッフのマネジメント

介護福祉士は介護職の中で唯一の国家資格です。

そのため、新しく入ったスタッフの指導役として任命されることもありますし、普段の介護業務の中でどう介助対応すべきかわからない場合に、意見を求められることもあります。

介護福祉士の資格を持っているため、さまざまな場面で頼りにされることが増えますが、その分、責任感を持って業務に取り組むことができます。

介護福祉士になるメリット

キャリアアップにつながる

介護福祉士の資格を持っていると、職場内のリーダー業務を任されることも増えてきます。

主任への昇格や、サービス提供責任者、生活相談員へのキャリアチェンジなど、介護福祉士の資格を取得することで、事業所内で必要不可欠な役職を任されることもありますので、自分自身のキャリアを考えることができます。

給与が上がる

介護士の給料アップの基準は、所持資格や、その職場での経験年数など明確に決められていることが多いです。

介護福祉士は、国家資格ですので、資格による給与変動の中では、トップクラスの介護資格となりますので、おのずと給料水準は上がります。

 保有資格  平均勤続年数 平均給与額(月給) 年収(想定額) 
介護福祉士8.9年329,250円3,951,000円
実務者研修6.7年303,230円3,638,760円
初任者研修7.3年301,210円3,614,520円
無資格5.5年275,920円3,311,040円
※平均給与額は、手当や一時金も含む
参考:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果

表のとおり、所持資格だけで明確に差が出ます。

介護福祉士の受験資格にもなっている実務者研修の資格で比較すると、月給は3万円弱、年収で見ると30万円以上の給料差になります。

介護福祉士の給料面について詳細をご覧になりたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

就職・転職・復職にも有利

介護福祉士の資格を持っていると、施設側は即戦力として活躍できると認識してくれますので、就職や転職には当然有利になります。

また、多少のブランクがあったとしても、介護福祉士の資格を持っていれば、給与などの条件を下げることなく復職することにつながりやすくなります。

介護現場で役に立つ資格

介護職に関わる主な資格としては、介護職員初任者研修・介護福祉士実務者研修・介護福祉士などがあります。

なかでも介護福祉士は国家資格であり、取得することで待遇面での優遇や介護士としてのキャリアアップ、介護の専門知識やスキルを客観的に証明することにもにつながります。

ほかにも、+αで取得をしておくと、給料アップにつながったり、介護スキルの向上につながりやすい資格がありますので、一部概要をご紹介します。

喀痰吸引等研修

▼研修期間▼

1ヶ月~4ヶ月

▼受験資格▼

特になし(実務者研修、介護福祉士の資格を持っていると有利)

喀痰吸引等研修(かくたんきゅういんとうけんしゅう)を受けることで、文字通り喀痰吸引の対応が可能になります。

講義と実地研修が必ず必要なこと、申請をして認定を受けること、就業施設が喀痰吸引の処置を行ってよい認可を受けていることなど、実際に処置ができる環境になるまでには制約が多いものになります。

現場で重宝される資格、スキルですが制約が多いことも覚えておきましょう。

認定介護福祉士

▼研修期間▼

約1年半(600時間)

▼受験資格▼

介護福祉士を取得後の実務経験が5年以上

介護福祉士は国家資格ですが、認定介護福祉士は民間資格となります。

資格の歴史も比較的新しいものになりますので、取得例も少ないのですが、介護福祉士の上位資格の位置づけとなります。

認定介護福祉士を取得することで、介護サービスの現場でのリーダー的な存在としての確立や、スタッフの指導など、現場の中心的存在として認められやすいです。

認知症ケア専門士

▼研修期間▼

100~150時間(約3ヶ月)

▼受験資格▼

認知症ケアに関連する施設、団体、期間などで、過去10年の間に3年以上の実務経験があること

国家資格ではなく、民間資格になりますが、認知症ケア専門士の資格を持っていることで、認知症ケアの知識と実績があるとアピールすることができるので、転職に有利になります。

また、認知症ケア専門士には、認知症ケア上級専門士という上位資格もあります。

そのほか、介護資格には様々なものがありますので、介護福祉士を目指す中で気になる資格があれば取得を目指してみましょう。

資格を取得して介護士としてのキャリアやスキルを伸ばそう!

介護士としての長期的なキャリアパスを考えるなら、資格の取得はマストといってよいでしょう。無資格と有資格者では仕事や求人の幅だけでなく、給与や待遇にも大きな差があります。

資格を取得するための講座やスクールを選ぶ際は、受講料だけでなくコース内容や受講スケジュールなどもしっかり確認しましょう。

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