介護士として働くうえで、最初の一歩となるのが資格取得です。
その中でも、介護職員初任者研修が、全資格の中で最も短時間で取れ、実用性のある資格といっても過言ではありません。
ずばり言うと、
- 働きながら資格取得を目指したい
- できればお金をかけずに資格取得したい
と、考えているのであれば、人材会社に登録し、就職活動と資格取得をセットでするべきです。
資格取得の費用が無料になったり、働き方の条件交渉がしやすくなったりと、得られるメリットが大きくなります。
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こちらの記事は、介護職員初任者研修の資格について、条件内容やメリットなど徹底解説しておりますので、資格取得を目指している方は参考にしてみてくださいね。
介護職員初任者研修とは
![ケアマネージャー(介護支援専門員)](https://www.note.staff-manzoku.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/22107569_s.jpg)
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)は、介護業界でこれから働こうと考えているのであれば、まず取得してほしい資格です。
資格を取得するための資格要件はなく、取得期間も短期で可能なことから、すぐに取得ができる介護資格です。
また、厚生労働省のページを確認すると、介護職員初任者研修の目的は下記のようになっております。
介護職員初任者研修は、介護に携わる者が、業務を遂行する上で最低限の知識・技術とそれを実践する際の考え方のプロセスを身につけ、基本的な介護業務を行うことができるようにすることを目的として行われるものである。
介護職員初任者研修の資格を持っていることで、利用者さんの体に触れる介護士として、必要最低限の知識を持っていますというアピールにつながります。
また、実務者研修や、介護福祉士へとステップアップするための、最初のステップとして初任者研修の資格取得があることも覚えておきましょう!
介護福祉士への道のりが気になる方は、こちらの記事もどうぞ!
初任者研修が働きながら取得できる理由
![ワークライフバランス](https://www.staff-manzoku.co.jp/note/wp-content/uploads/2021/02/22458959_s.jpg)
初任者研修の資格が働きながらでも取得を検討できる理由としては大きく3つ挙げられます。
総勉強時間が約100時間なので負担が少ない
初任者研修の資格を取得するまでに必要な時間は130時間です。
通学で受講するのが約100時間、通信制で学習するのが約30時間と、だいたいこのような内訳で勉強していきます。
たとえば、100時間の勉強スケジュールは簡単にまとめると下記のようになります。
スクールの受講ペース | 資格取得にかかる期間 |
週1回 | 3~4ヶ月 |
週2回 | 約2ヶ月 |
週3回 | 約1ヶ月 |
日常生活を圧迫するほどの勉強時間が必要ではなく、かつ長くても4ヶ月間がんばることで資格取得が見えてきます。
試験の合格率がほぼ100%で難易度が低い
介護職員初任者研修の資格の難易度はとても低いのも特徴です。
スタッフ満足でも介護資格スクールを運営しており、多くの初任者研修の受講生を送り出してきましたが、合格率はほぼ100%です。
最近は、日本語が少し苦手なグローバル人材の方の受講も増えておりますが、そういった方でもしっかり合格されています。
もちろん人一倍の努力をした結果ではありますが、研修カリキュラムを真面目に受講していただければ、合格への道はぐっと近づきます。
初任者研修の資格スクールが多く、授業日程もたくさんある
介護職員初任者研修は、初めての介護資格として受講を検討する方が多いです。
そのため、実務者研修や介護福祉士といった、初任者研修よりも上位の資格を狙う受講コースよりも、たくさんのコース、カリキュラムが用意されています。
自身の仕事や、家庭の都合などに合わせてスクールを選びやすく、勉強を続けやすい環境になりますので、働きながらでも資格取得しやすいというわけです。
介護職員初任者研修の試験内容は難しい?
![ケアマネージャー](https://www.note.staff-manzoku.co.jp/wp-content/uploads/2020/09/3818645_s.jpg)
介護職員初任者研修の内容は、一般的にはそこまで難しいとはされていません。
ただ、介護業界ならではの用語や、働き方、介助方法などさまざまな専門知識は必要になりますので、ひとつひとつ覚えていくことが重要になります。
講義内容、通信制のカリキュラム
講義の内容や研修内容は、事前にテーマや研修時間が決められており、下記の内容で進行していきます。
研修科目 | 研修時間 |
1.職務の理解 | 6時間 |
2.介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
3.介護の基本 | 6時間 |
4.介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
5.介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
6.老化の理解 | 6時間 |
7.認知症の理解 | 6時間 |
8.障害の理解 | 3時間 |
9.こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
10.振り返り | 4時間 |
合 計 | 130時間 |
実技内容
座学の研修内容とは別に、介護現場で必要になってくる基本的な動作などを学ぶ時間もあります。
例えば、ベットから車いすへの移乗の方法や、寝た状態の人の体の動かし方など、多岐にわたります。
実際の職場で頻繁に使うことになる内容ばかりですので、介助方法についてはしっかりマスターする必要があります。
試験内容
試験問題については、研修をすることになる各スクールで独自に作成しているところがほとんどです。
試験会場も、これまで研修を行ってきた研修施設で行うことが多いですので、変に緊張せずに受けることができます。
問題数に関しては、おおよそ50問程度で、選択式の問題がほとんどですが、一部記述式の問題も混ざることが多いですね。
場合によっては実技試験を導入しているスクールもありますので、研修内容をすべて総復習する心構えで臨みましょう
介護職員初任者研修を取得するメリット5選
![看護師](https://www.note.staff-manzoku.co.jp/wp-content/uploads/2021/04/済3987162_s.jpg)
就職・転職に有利になる
介護職員初任者研修の資格を持っていれば、当然のことながら履歴書に記載することができます。
また、住宅型有料老人ホームや、サービス付き高齢者向け住宅、訪問看護事業所といった職場では資格所持者でないと実施でいない業務が多く、無資格の方では働けないのが一般的です。
資格を持っているだけで職場の幅が広がりますし、採用率も上がること間違いなしです。
給料アップにつながる
正社員、パート・アルバイト、派遣社員など、どのような働き方をするにしても、資格を持っているだけで給料が上がる職場がほとんどです。
初任者研修の資格をもって働いている人の給与を見ていると、無資格の方と比べて給料が高くなっていることが分かります。
保有資格 | 平均勤続年数 | 平均給与額(月給) | 年収(想定額) |
---|---|---|---|
介護福祉士 | 8.9年 | 329,250円 | 3,951,000円 |
実務者研修 | 6.7年 | 303,230円 | 3,638,760円 |
初任者研修 | 7.3年 | 301,210円 | 3,614,520円 |
無資格 | 5.5年 | 275,920円 | 3,311,040円 |
参考:令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果
さらに上位の資格を取得すれば給料が上がっていくという目に見てわかる変化なので、キャリアアップしている実感も湧きやすいです。
資格を持っていないと携われない介護業務ができるようになる
初任者研修以上の資格を持っていないと、入居者さんの体に触れる身体介護(排泄介助、入浴介助、食事介助、移乗など)に携わることができません。
無資格であれば、職場や業務内容にも制限が出てきてしまいますが、初任者研修の資格を保持していれば、基本的な介護業務については制限なく携わることができます。
実務者研修を受ける際の研修時間が100時間以上短くなる
今後のキャリアステップとして、介護福祉士を目指していく人も多数いる中で、介護福祉士になるためには、実務者研修の資格を取得することになります。
実務者研修の資格を取得するには、23科目を450時間かけて勉強します。
実務者研修の資格は、無資格からでも受けられるのですが、相当な時間を要するのと、実務経験がある方を対象にした資格でもありますので、ハードルも高いです。
実務者研修よりも取得難度の低い、初任者研修の資格を先に取得しておくことで、取得の際に勉強した12科目130時間分を免除することができます。
さらには、実務者研修の受験費用も安くなりますので、初任者研修の資格は持っておくことに越したことはありません!
一生ものの資格になる
介護業界は常に人材不足が問題になっている業界でもあります。
介護の資格を取得した後に、ほかの業界へ転職することになりブランクができたとしても資格は残り続けます。
実際に、10年以上のブランクがあったとしても、介護業界で働き始める人も多く、今後も人材不足の問題も続くことも考えられますので、一生ものの資格として活用できます。
介護職員初任者研修の資格を取得する際の問題点はある?
![問題点 リスク](https://www.note.staff-manzoku.co.jp/wp-content/uploads/2021/02/4788801_s.jpg)
資格取得のための費用が必要
資格を取得するためには、当然ながら受講費用がかかります。
費用は3万円~10万円ぐらいの相場感になり、決して安くはない金額です。
勉強時間の確保が必要
介護職員初任者研修の資格を取得するためには、12科目130時間の研修時間が必要になります。
働きながら、資格取得を目指そうとすると、うまく勉強する時間を捻出しないといけません。
スタッフ満足であれば、資格取得にかかる受講料はキャッシュバックできるので、実質無料で資格取得ができます。
また、「週5日の勤務は難しいから週4日の勤務にしたい」「日曜日は研修があるからシフトを入れないようにしたい」など、さまざまな勤務条件の交渉もOKです。
資格取得に集中できる環境づくりをお手伝いしますので、うまく活用してくださいね。
介護職員初任者研修と実務者研修どっちを取るべき?
結論から申し上げると、介護職員初任者研修を取得するのがおすすめです。
介護職員初任者研修と実務者研修は、どちらも試験を受けるにあたって受験要件はなく、だれでも受験可能です。
初任者研修は、1~4ヶ月で取得できるのに対し、実務者研修は2~6ヶ月かかります。
勉強時間は初任者研修で130時間、実務者研修で450時間と、かなりの差があり、実務者研修は介護の実務経験を中心とした勉強内容になるため、無資格・未経験ではハードルが高いです。
介護士としての一歩を踏み出している状態であれば、初任者研修から取得するようにしましょう。
無料で介護職員初任者研修を取得する方法
スタッフ満足では、介護職員初任者研修の資格を、0円&1ヶ月で取得していただくプログラムもご用意しております。
さらに、スクールの受講中は時給も発生しますので、生活費の心配もございません。
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新しい世界で働きながら、勉強時間を確保して資格取得を目指すのは、体力的にも精神的にも楽なものではありません。
そのため、受講費用のキャッシュバック制度を活用でき、勤務条件の相談も柔軟にできる派遣会社で働くことはメリットが大きいと言えます。
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