グループホームの看護師の役割・仕事内容は？医療行為も解説

グループホームの看護師は何をしたら良いの？という疑問に答えるべく、役割や仕事内容について解説しています。

ほかの介護施設とは、少し異なる働き方になるため、介護施設の看護師と同じにするのではなく、違いを理解して、自分自身に合いそうかどうか見ていきましょう！

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グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは

グループホームとは、認知症の方が共同生活を送る施設です。

要支援2以上で、施設のある地域に住民票を持っている高齢者の方が入居することができます。

グループホームの特徴として、1ユニット5～9名の最大18名定員の施設が多いです。

これは、グループホームの目的が、少人数で家庭的な環境のもと、認知症の方が地域とかかわりを持ちながら生活を送るという点であるためです。

グループホームで働く看護師の役割は、ご入居者の健康管理です。

グループホームのご入居者は、認知症の方ということもあり、本人が伝えていることはすべて正しいとは限りません。

ご入居者の体調面の変化から、適切な健康管理の処置をする必要があり、一緒に働く介護士への指示も重要な仕事です。

グループホームの性質上、少人数での共同生活となりますので、病院勤務に比べると、ゆったりとした時間の流れの中で、ひとりひとりと長く向き合って仕事ができます。

生活上のサポートをしながら、健康管理をしていくイメージを持っておくのが良いでしょう。

グループホームで働く看護師には、病院に勤務時のような積極的な医療行為ではなく、点滴、胃ろう、経管栄養などの健康管理が主となります。

また、少人数のケアとなりますので、健康管理業務に加えて、生活のサポートといった介護士の補助的な業務も、看護師の役割として任せている職場もあります。

グループホームでは、看護師の常勤義務がありません。

そのため、グループホームによって、24時間看護師を常駐させているところ、日中のみ常駐しているところ、常駐しておらず外部と連携しているところなど様々です。

働きたい職場の求人内容に、夜勤が含まれているかどうかを確認しておきましょう。

各施設によりスケジュールはいろいろですが、下記が1日の仕事の基本スケジュールとなります。

※平均給与額は、手当や一時金も含む
※常勤換算1人当たりの給与費
参考：令和2年度介護事業経営実態調査結果

1年前の令和元年度の調査時と比較すると、常勤・非常勤の看護師問わず、5,000円～2万円ほどの給料アップになっております。

介護施設ごとの給料の一覧表となっております。

地域や勤続年数によっても年収・給料は変動いたしますが、施設形態によって給料が高いところ低いところありますので、参考にしてみてください。

	正看護師　月給	正看護師　年収	准看護師　月給	准看護師　年収
特別養護老人ホーム	422,652円	5,071,824円	382,542円	4,590,504円
介護老人保健施設	448,962円	5,387,544円	382,799円	4,593,588円
有料老人ホーム（特定施設入居者生活介護）	427,972円	5,135,664円	375,933円	4,511,196円
グループホーム	397,611円	4,771,332円	319,635円	3,835,620円
デイサービス	354,319円	4,251,828円	326,620円	3,919,440円
訪問看護	440,368円	5,284,416円	352,006円	4,224,072円
看護小規模多機能型居宅介護	414,406円	4,972,872円	354,842円	4,258,104円

	正看護師　月給	正看護師　時給	准看護師　月給	准看護師　時給
特別養護老人ホーム	375,894円	2,237円	349,664円	2,081円
介護老人保健施設	362,987円	2,160円	334,143円	1,988円
有料老人ホーム（特定施設入居者生活介護）	375,101円	2,232円	342,629円	2,039円
グループホーム	339,533円	2,021円	299,425円	1,782円
デイサービス	327,058円	1,946円	291,242円	1,733円
訪問看護	369,186円	2,197円	319,074円	1,899円
看護小規模多機能型居宅介護	347,775円	2,070円	292,644円	1,741円