介護職として働く人のうち約80%が女性と言われており、男性介護士の数はまだまだ少ないのが現状です。
つまり、世間一般に出回っている給料に関する情報は、必ずしも男性に当てはまるとは言えないのでは…?
ということで、今回は男性介護士の給料事情に特化して、月給、ボーナス、時給、施設別の給料体系など、あらゆる角度から解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
男性介護士の年収・給料はいくら?
年齢・男女別の介護士の給料、年収
正社員で働く場合、年齢と性別で比較すると給料、年収は以下の通りとなります。
男性 | 平均給与額(月給) | 平均給与額(年収) |
29歳以下 | 295,580円 | 3,546,960円 |
30~39歳 | 342,110円 | 4,105,320円 |
40~49歳 | 357,260円 | 4,287,120円 |
50~59歳 | 333,160円 | 3,997,920円 |
60歳以上 | 289,800円 | 3,477,600円 |
女性 | 平均給与額(月給) | 平均給与額(年収) |
29歳以下 | 287,430円 | 3,449,160円 |
30~39歳 | 304,650円 | 3,655,800円 |
40~49歳 | 315,000円 | 3,780,000円 |
50~59歳 | 313,530円 | 3,762,360円 |
60歳以上 | 286,080円 | 3,43,2960円 |
参考:厚生労働省
パート・アルバイト、派遣社員として働く場合の給料は、以下の通りとなります。
男性 | 平均給与額(時給) | 実労働時間数 | 平均給与額(月給) |
29歳以下 | 1,326円 | 96.7時間 | 128,240円 |
30~39歳 | 1,455円 | 104.7時間 | 152,430円 |
40~49歳 | 1,484円 | 105.3時間 | 156,300円 |
50~59歳 | 1,387円 | 101.8時間 | 141,220円 |
60歳以上 | 1,274円 | 92.2時間 | 117,490円 |
女性 | 平均給与額(時給) | 実労働時間数 | 平均給与額(月給) |
29歳以下 | 1,226円 | 102.0時間 | 125,130円 |
30~39歳 | 1,310円 | 93.2時間 | 122,140円 |
40~49歳 | 1,341円 | 84.5時間 | 113,340円 |
50~59歳 | 1,395円 | 81.7時間 | 114,040円 |
60歳以上 | 1,398円 | 74.9時間 | 104,780円 |
参考:厚生労働省
男女別、正社員で働く介護職の場合
ホームヘルパーや、施設の介護職員で比較すると、以下のような年収・給料になります。
全国で働く介護職の給料(男性)
給与額 | 賞与・特別給与額 | 年収額(想定) | |
ホームヘルパー | 259,000円 | 416,000円 | 3,524,000円 |
福祉施設介護員 | 260,000円 | 588,000円 | 3,708,000円 |
ケアマネージャー | 293,000円 | 713,000円 | 4,229,000円 |
全国で働く介護職の給料(女性)
給与額 | 賞与・特別給与額 | 年収額(想定) | |
ホームヘルパー | 231,000円 | 385,000円 | 3,157,000円 |
福祉施設介護員 | 235,000円 | 498,000円 | 3,318,000円 |
ケアマネージャー | 268,000円 | 595,000円 | 3,811,000円 |
介護士の初任給はいくら?
介護士の初任給は、夜勤も含む正社員でおおよそ24万円程度になります。
上記の金額に、初任者研修や、実務者研修、介護福祉士の資格を持っていることによる、資格手当や処遇改善の金額が上乗せされます。
介護福祉士の資格を取得すれば、+2万円程度は、給料が上がる見込みがあります。
もちろん、経験や職場によって金額の変動はありますので、あくまで目安として考えておきましょう。
施設別の介護福祉士の給料、年収
正社員(常勤)の場合
施設形態 | 平均給与額(月給) | 平均給与額(年収) |
---|---|---|
特別養護老人ホーム | 361,890円 | 4,342,680円 |
介護老人保健施設 | 350,380円 | 4,204,560円 |
介護付有料老人ホーム(特定施設) | 339,510円 | 4,074,120円 |
訪問介護事業所 | 314,440円 | 3,773,280円 |
グループホーム | 303,800円 | 3,645,600円 |
通所介護事業所 | 294,980円 | 3,53,9760円 |
通所リハビリテーション事業所 | 315,020円 | 3,780,240円 |
小規模多機能型居宅介護 | 303,760円 | 3,681,120円 |
介護療養型医療施設 | 329,850円 | 3,958,200円 |
介護医療院 | 323,950円 | 3,887,400円 |
参考:厚生労働省
手当など込みの想定年収額で、400万円以上を超えるのは、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護付有料老人ホーム(特定施設)の3施設となります。
給料を上げるという点だけに着目すると、働く職場も重要になっているのが分かります。
パート・アルバイト、派遣社員(非常勤)の場合
施設形態 | 平均給与額(時給) | 実労働時間数 | 平均給与額(月給) |
---|---|---|---|
特別養護老人ホーム | 1,360円 | 108.4時間 | 147,470円 |
介護老人保健施設 | 1,399円 | 109.5時間 | 153,230円 |
介護付有料老人ホーム(特定施設) | 1,391円 | 106.4時間 | 148,070円 |
訪問介護事業所 | 1,621円 | 71.1時間 | 115,290円 |
グループホーム | 1,403円 | 102.7時間 | 144,140円 |
通所介護事業所 | 1,253円 | 94.7時間 | 118,700円 |
通所リハビリテーション事業所 | 1,288円 | 105.4時間 | 135,860円 |
小規模多機能型居宅介護 | 1,277円 | 95.6時間 | 122,120円 |
介護療養型医療施設 | 1,316円 | 116.1時間 | 152,880円 |
介護医療院 | 1,273円 | 107.4時間 | 136,730円 |
参考:厚生労働省
パート・アルバイト、派遣社員の場合は、職場選びももちろん重要ですが、正社員同様働き方も給料の変動が大きい部分でしょう。
ただ、訪問介護など、訪問形式で働く施設に関しては、時給が高くなっている傾向にあります。
ただし、移動時間が多いため、実労働時間数は、少なる傾向にありますので、トータルの月給で見ると、そのほかの施設とほぼ変わらないと言ってよいでしょう。
男性介護士が年収・給料を上げる方法
1つの施設で長く働く
介護業界の特徴として、1施設での勤務経験が長くなるにつれて、給料がアップしていく傾向があります。
また、リーダー格への昇格もされやすくなるため、マネジメントなどにも興味がある方は、そのキャリアップもおすすめです。
しかし、デメリットとして、すぐに給料はあがりづらいです。
+αの資格を取る
初任者研修、実務者研修、介護福祉士と資格を取得していきましょう。
また、介護福祉士になっても。+αの資格取得で給料が上がる可能性があります。
「喀痰吸引等研修」「認知症ケア専門士」など、介護現場における実務的な資格の取得や、「ケアマネージャー(介護支援専門員)」の資格を取得し、さらにキャリアアップするなど様々な道があります。
給料が高い職場に転職する
先ほどの施設別の表でもお伝えしましたが、施設によって給料は変わってきます。
1つの職場で長く働きながら給料アップを目指すのではなく、働く職場を変えてしまうというのも、手っ取り早く給料を上げる一つの方法です。
しかし、これまで長く働いてきた職場より、転職先の環境が自分に合わなかったら…、など不安は尽きませんよね。
このようなミスマッチを防ぐために、弊社スタッフ満足は、関西エリアに特化して介護のお仕事探しをしております。
グループ会社に大阪、京都、兵庫、奈良で老人ホームを約50施設運営している株式会社スーパー・コートをもち、介護業界を専門に活動しておりますので、どんなお悩みでもサポートいたします。
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男性介護士は年収・給料アップを積極的にめざそう!
男性介護士は、体力や力仕事など、介護現場では重宝され傾向があります。
より、年収や給料が高い職場や地位に、身を置けるように今後のキャリアを考えていきましょう。